GAGAインテンシブ2009

2009年7月19日〜31日
GAGA Intensive workshop in Israel

レポート:鞍掛綾子

今年で2回目となるイスラエルでのGAGAインテンシブコース(2009年7月19日~31日、イスラエルにて開催)は、去年の参加者約70名をはるかに超え、約120人の参加者が世界各国から集まりました。日本からの参加者は、約半分が去年も参加した人たちで、総勢14人でした。


一年があっという間であったように、再びイスラエルで再会した人達とは、なんだか時間がワープしたようで、昨日の続きのようにまたイスラエルでの2週間が始まったようでした。全員ホステルで出迎え、みんなそれぞれフライトで疲れはしていても、次の2週間がんばる感が伝わってきて、とてもたのもしく感じました。 2年目の人たちもいたせいか、イスラエルのでの暮らし方も去年よりなじんでいた気がして、生活の方も余裕があったのでは。。。

7_31-Last-day.jpg
最初に感想から述べるとしたら、今年のメンバーは本当に仲が良く、個人行動をしながらもつながりを持ててた感じで、別れがとても惜しかった。そしてなにより、みんなそれぞれがちがう考え方とアプローチではあるけれど、GAGAを日本で広める事に意義を感じていてくれて、ただGAGA講師のライセンスを取りたいというだけなく、日本に置けるGAGAのあり方も真剣に考えてもらえて、私個人としてはかなり感動しました。


さて、そんなみんなとの2009年のイスラエルGAGAインテンシブ、振り返ってみたいと思います。まず、内容に関しては去年と同じ、GAGAクラス、レパートリー、GAGAメソディカル、それに新たに自由参加ではあったけれど、インプロビゼーションがありました。GAGAのクラスに関しては去年よりもちろん進化していて、それが本来信じていたGAGAの感じとちがうと、去年の人は思ったかもしれませんが、今年初めて参加する人たちは去年に参加した人たちのように感動していたので、GAGAをとらえるとき、過去とくらべられらいのだということと、変化ではなく進化で、根本の考え方やアプローチには何の変わりもないという事です。

今年は人数が多かったため、2クラス同時進行で行なわれました。毎回終わった後にノートに記憶したい事がたくさんあり、みんなも自発的にノートを取っていました。
レパートリーは「エハッド・ミ・ヨデア」を始め、「アラブライン」「カムヨット」「MAX」とオハッド・ナハリン作品の代表的なものばかりです。コースの最後の日には「エハッド・ミ・ヨデア」(黒い帽子で半円の椅子の作品)を参加者120人全員でやったのはものすごい迫力でした。

web.jpg120人全員の 「エハッド・ミ・ヨデア」。壮観!
メソディカルではGAGAをいろんな方向から細かく分析するクラスで、このインテンシブの期間だけの特別クラスです。

向こうでの生活は、日々満喫で、夜はダンス公演を見に行きました。今回はクリパ、インバルピント、ヤスミン・ゴデール、、、、とインテンシブ参加者はチケットが半額という事なので、経済的にも無理なく見ることが出来ます。
去年の経験と違うところは、クラス終わってからのインプロ大会で、約50分、生のDJ付きで1週間毎日行なわれました。GAGAを自分の動きの中に取り入れる研究をするのにいい時間だったのでは。。。
そしてもう一つ、私の思いつきだったのですが、GAGAを受講する事によってそれをダンサーとして活用出来るには、やはりバットシェバ舞踊団でナハリンの作品を踊った事のある人とWORKすることが勉強になるのではと思いました。私の知る限りの元バットシェバメンバーの作る作品はとても興味深く、島崎麻美さんのクリエーションもいつもすばらしいと思っていたところにこの事を話すと、私たちに時間を取ってくれて、インテンシブ期間に一緒にクリエーションしてくれることになりました。
実際なかなか時間が取れず2日間のワークでしたが、そのプロセスがとても楽しく、参加者ほぼ全員がこの企画に参加してくれて、大満足の2日間でした。結果出来た作品は9月の終わりに神戸ファッション美術館で行なわれるトータルダンスワークショップのショウイングで披露することになっています。去年もそうでしたが、麻美さんには毎年この期間中(インテンシブ)お世話になり、又こういった形で今までのキャリアを生かして、私たちに伝えていただけたらと思います。来年も是非お願いしたいと思っています。

今年の一番の収穫はもう一つあって、みんなに本場のGAGA / Peopleを受けてもらえた事です。毎年日本にドロン・ラズ(GAGA講師)を呼んでワークショップをする時もGAGA/Peopleは行なってきましたが、向こうで本当に一般の人に交じって受講するのはまた違う感じだったと思います。そしてそれこそ、本当のGAGAが見えたのでは?
将来先生を目指す人には是非にと思っていたのが今年は実現しました。イスラルでつい最近、GAGA/Dancerが一般にオープンしたようですが、それまで始まって以来GAGA/Dancerはメンバーだけのものでした。その事からもわかるようにGAGA/peopleにGAGAの主流があるのだという事です。
その事で良かった事は、日本でGAGAを広める意義をみんなが考え始めてくれた事です。
日本に帰る当日まで、みんなの頭の中でGAGAをどうしたら日本でしかもイスラエルでおこなってるように一般の人にわかってもらえるかという事を話し合ってもらえて、これは私にとってものすごい励みになり、またこうしてインテンシブに参加してGAGAを理解する事の意味が見えてきた気がします。

この夏のインテンシブは、貴重な体験、それがダンスクラスの内容だけでなく、精神面を含む全てのつながりから来る経験であり勉強だったと思います。また来年、もしくはGAGA/peopleを勉強するコースが冬にできるかもしれません、その時はまた皆さんにイスラエルでお会いできるの楽しみにしています!